1話目から面白くて、ワクワクしながら視聴
・・・しかし、途中から
「これは(^∇^)!王家の紋章やーん」と爆笑しました
出典 destinationchina.blog.fc2.com
蘭陵王[ランリョウオウ] (全46話)
★★★★☆☆☆ 星4つ
中国・台湾放送 2013年8月~
中国語表記 兰陵王
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あらすじ
魏晋[ギシ]南北朝時代末期・戦乱の中、巫族の末裔が隠れすむ白山村。
巫女(天女)の祖母と楊雪舞[ヨウセツブ](アリエル・リン)は
そこで、仲間と共に平和に暮らしていた。
祖母の林氏[リンシ]は、天女の血を受け継ぐ孫の雪舞と、斉[セイ]の蘭陵王[ランリョウオウ]との不吉な未来を予言。
10数年後雪舞は祖母の予言通り、運命の男性蘭陵王と巡り会う。
爆発物の研究に余念がない雪舞は、村では型破りな存在。
しかし、蘭陵王は会ってすぐに彼女が優しく聡明で博識な女性だと見抜く。
蘭陵王/高長恭 (ウィリアム・フォン) 第四皇子(スイエ)は、
その美貌を、敵に侮られないよう、味方が見惚れないよう
戦闘では軍神面をつけていた。
雪舞は、その面を村に置き忘れて去った彼を追うことに。
途中で、韓暁冬[カンキョウトウ]に騙され闇娼館に売られる。
そこへ蘭陵王がやってきて再会、救出される。
その後、彼から敵陣攻撃の作戦に協力するように頼まれる。
感想
これは、西暦560年前後の斉&周のお話です(大昔ねー)。
いや、本当に良いドラマなんですよ。
雪舞も健気で可憐だし、ストーリーも面白いです。
ただ、最初にも書きましたが、
「いやいやいや、これはキャロルやろ~」
と突っ込まずにはいられない前半部分。
私には、雪舞がキャロルの二番煎じに見えて仕方ありませんでした。
「王家の紋章」とは、細川智栄子さん原作の現在59巻まで出版されている、
有名な日本を代表する少女漫画で(まだ連載中)。
主人公キャロルが古代エジプトへタイムスリップし、
ナイルの娘・女神と呼ばれ(金髪=黄金だからね)、
エジプトのファラオ(王様)と激しい恋に落ちる話。
このストーリーとそっくりな部分に
爆笑しました(^▽^;)もう笑うしかない!
何が?どこが?と言われると、たくさんありまして。
類似点をざっくり列挙してみますと。
☆注意☆前半のネタバレあり
「蘭陵王」から見る「王家の紋章」との類似点
- 【伝説】「天女を得た者が天下を得る」
- 雪舞が(闇娼館の)牢から、コテの原理を利用し脱出をはかる方法とその後
- 雪舞が、村の汚水を手製の地層でろ過し、飲料水を清水に変えて疫病の人々を救う
- 雪舞が天女と呼ばれる
- 雪舞が火樹銀花を使用し爆発→脱出
- 雪舞を 蘭陵王と宇文邕が野獣から助ける
- 雪舞が寝所で毒を飲む
- 蘭陵王と宇文邕が雪舞を奪い合う
- 雪舞が未来を予言する
これを、
天女 ⇒ ナイルの女神
雪舞 ⇒ キャロル
蘭陵王 ⇒ メンフィス(ファラオ)
宇文邕 ⇒ イズミル王子
天下 ⇒ エジプト
火樹銀花⇒ 石油に置き換えるだけで、全て「王家の紋章」ネタになります。
(コレ10年前に読んだ記憶だけ。まだあるかも?)
蘭陵王と同じく、メンフィスも美女のような容貌だし。
このドラマを、「王家の紋章」夢の実写版だと思えれば面白いのですが。
しかし、美女と見紛うはずの蘭陵王が、
「美女?そうか~?」と思うくらい、ゴツくて逞しい役者で
(桃太郎侍に見えた)。どっから見ても美女には見えん!
これがチ・チャンウクだったら
どんなに素敵だったかしら!と終始妄想しないといけなくて、
私は忙しかったです (何やってんだか)。
史実にも蘭陵王の美貌美声が書かれているらしく、
演じる方もプレッシャーだったかも?
最後まで楽しく視聴しましたが、いろいろ引っ掛かり、
本当に面白いのかなー"(-""-)"?
と疑問を持ち始めた頃、宇文邕[ウブンヨウ](ダニエル・チャン) が登場し、
一気に面白くなりました!!視聴が進む進む♪
この方、唐沢寿明さんって中国デビューしたの?と疑ったくらいのソックリさんです(これも視聴の妨げでしたが)。
出典 中国サイト chinadaily.com.
女性の扱いが不慣れな蘭陵王に比べ、
宇文邕は雪舞を心から愛し大切に扱ってくれます。
(超美人な愛妻がいるけどね)
宇文邕のシーンはどこを切り取っても面白く。
この方が主役のドラマがあれば観てみたい。
ところで、1話目で「宮廷女官 若曦」の九爺ハン・ドン発見!(^^)!。
序盤で、雪舞の祖母が未来を語る黒マントの周の武将・楊堅[ヨウケン]役。
彼は、このドラマ終了後(隋)の歴史上重要人物で、
中国全土を統一する皇帝となります。
楊堅は、「蘭陵王」ではチョイ役だからネタバレではない。
中国なら誰でも知っている史実みたいで、
ドラマで彼に関しての説明は何もありません。
楊堅のドラマはないのかな?中国の歴史は面白いですねー。
それと、安徳王/高延宗 (ジョージ・フー)=第五皇子=五弟と、韓曉冬[カンキョウトウ]。
唯一普通の髪型で私のオアシスでした。
この2人が素敵なキャラでしたよ。
高緯( 皇太子)が器の小さい皇子で、私は苦手でした
また、彼の奥さんも苦手でした(彼の低い格に見合った愚妻)。
この2人のシーンでは、視聴が止まる始末。
演技は良いけど、キャラが受け入れられなかったです。
私は、主力男性陣に誰一人として堕ちなかったです。
特に声質が良いと思う方もいないし。
(中国語音声日本語字幕視聴だから生声で観たのに)
つまり、なんやかんやで気が散って集中できなーいーよーっというドラマでしたわ。
o@(・_・)@o
私は邪念が多いから、素直に楽しめなかったのよね。
ファンの方々、ごめんなさい。
ネットでは評判が良いドラマなのにね。
「王家の紋章」を読んだことのない方や、主要メンバーが好みに合えば、
かなり楽しめると思います。
中国ドラマの不自然なCGに関しましては、
沢山の方が散々ブログ等で書いていらっしゃいます。
私は、中国ドラマの特徴の一つとして捉えようと思いまして。
そこは、そっとしておきます。
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