韓ドラ そら豆のブログ

韓国ドラマ ブログ / 視聴済み韓国ドラマの感想 あらすじ 評価(星7つ満点) ほぼネタバレなしでご紹介します

「ビューティー・インサイド~僕が見つけたシンデレラ」 韓ドラ&映画 感想、あらすじ

今回はドラマと映画2本立てレビュー

韓流スターで変貌症の女性(ソ・ヒョンジン)と財閥御曹司で失顔症の男性(イ・ミンギ)

お互いの体質はトップシークレット!

そんな2人のちょっと変わったラブコメディ

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出典 JTBC公式ポスター

 演出 ソン・ヒョンウク「恋愛じゃなくて結婚」「また!?オ・ヘヨン 」、ナム・ギフン
 脚本 イム・メアリ (キム・ウンスクの補助作家で新人脚本家)

韓国ドラマ ビューティー・インサイド

僕が見つけたシンデレラ (全16話)

★★★★★★☆ 星6つ

韓国放送  2018年10月~11月 JTBC

韓国語表記  뷰티 인사이드(beautyinside=美しさ)

視聴方法  U-NEXT

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ネタバレなし

ドラマのあらすじ

演技力で定評のある韓流人気女優、ハン・セゲ(ソ・ヒョンジン)。男を取っ替え引っ替え、隠し子がいる?などの噂が絶えない。現場で突然消えるなど、トラブルメーカー女優の烙印を押されていた。

 そんな彼女の秘密は、1ヶ月に1週間、完全に別人になる体質。国籍 性別 年齢 などは、予測不可能。セゲとの共通点が一切無い容姿に変貌[ヘンボウ]してしまう。

 

セゲの秘密を知るのは2人と1匹の犬、

・所属事務所ワールドエンター代表で親友のユ・ウミ(ムン・ジイン)

・幼馴染のリュ・ウノ(アン・ジェヒョン)

・キンカン(マルチーズ?)

授賞式の日にセゲは変貌しそうになり突然会場から逃げ出してしまう。

ティーロード航空本部長のソ・ドジェ(イ・ミンギ)は、そんな会社の広告モデルのセゲを契約解除しようとするが、彼もまた失顔症で目の前のセゲが誰か分からない。

 

その後ある仕事でドジェとセゲが飛行機で出張した帰路、機内で変貌が起こりセゲは窮地に立たされるが、ドジェはセゲだと思い込んだまま彼女を救う。この一件で、互いに相手の秘密を知り2人の距離が近づく。ドジェの失顔症もまた、周囲は知らない秘密。彼を承知し補佐するのは秘書のチョン・ジュファン(イ・テリ)のみ。

 一方、ドジェの血縁がない妹のカン・ソラ(イ・ダヒ)は、セゲの幼馴染みで神父志望の神秘的なウノが気になって仕方ない。

(2019.そら豆)

  

ドラマの感想

意味のあるセリフの数々に、キャスト達の確かな演技力、見応えありました。そのセリフを彩る音楽の選曲も良かった

(*´ω`*)キャストが美男美女で衣装も素敵。つまり、全体的にお洒落なドラマです。

主役男性が変貌する韓国映画「ビューティー・インサイド」のドラマ化で、ドラマではソ・ヒョンジン演じる女性ハン・セゲの容姿が変貌します。“変貌”に不安を覚えるかもしれませんが、魅力的な俳優が抜擢されていて、とても見やすかった。時には子ども、時には若い男性かと思いきや・・・、老人に。変貌時期には周期があり、兆候が感覚で分かり。人前で突然変貌するという惨事は免れます。

 

見た目が老人でもおっさんでも子どもでも、中身は全員女優で、名前はハン・セゲ。女優ハン・セゲの変貌のタイミングが絶妙で、交代した人物の中には、本当にセゲが居るようでした。

 対するソ・ドジェ(イ・ミンギ)は、相手の顔が分からない失顔症。

自分を見失う女性と、他人を見失う男性、絶妙に利害が一致している凸凹コンビ?これは映画にはない設定で、上手いなーと思いました。

 

ドラマのキャスト

ハン・セゲ役 ソ・ヒョンジン

愛の温度」のソ・ヒョンジンが女優役で凄く綺麗。セゲの歯に衣着せぬもの言いが世間で波紋を呼ぶけど、彼女のCM商品は売れて、人気は不動。セゲの変貌する体質が、特殊能力なのか妖怪なのかは不明。ネタバレしません!変貌して出演する数人の俳優はお楽しみに~♪

 

ソ・ドジェ役 イ・ミンギ

「この恋は初めてだから」ではハマリ役でした。無表情が似合う俳優では右に出る者がいないんじゃ…。このドラマも得意の(?)無表情演技が炸裂していました。

ドジェは、ティーロード航空戦略企画部・本部長でソンホグループ財閥3世の御曹司。失顔症で、相手の顔を認識できない脳の認知機能障害を患っている。 毎日秘書と熱帯魚を見分ける訓練をするんだけど、それ、人を見分けるより難易度高くない?って思った。

 

ウノ役 アン・ジェヒョン

韓国1、鐘の音が似合う天使のような男アン・ジェヒョン。

ウノの、「牛骨スープは勘弁してよ~」ってセリフに吹いてしまった

(*´゚3゚)ブーーー(誕生日牛肉スープ騒動のパロディではなくドラマのセリフだった!)このドラマ視聴中に離婚発表。カーンカーンと響く音と共にク・ヘソンの顔が浮かびました。

 

カン・ソラ役 イ・ダヒ

 容姿のこだわりがドラマの主旨なのに、凄い美人が登場。「君の声が聞こえる検事ソ・ドヨン役だったイ・ダヒ。奇抜な衣装やアクセサリーも似合い、高貴な雰囲気で素敵です。

 再婚で婿入りした父の連れ子で、ソラは、ソンホグループ財閥と血縁がない。美人でお洒落でプライドの高いクールな散らかし屋。でも、そんなソラが可愛かった!

 

チョン・ジュファン役 イ・テリ

私は初期(成均館チョイ役)から彼が大好きなのに、なかなか主役に抜擢されません。韓国俳優多少顔は変わっても良いから、改名はやめて~。彼もイ・ミノ→イ・テリに改名しています。

 ソ・ドジェの側近で、出世欲がある秘書役。もっと彼のエピソードがあっても良かったのに!

 

 キンカン

真っ白な毛並みに漆黒のツブラな瞳、お前はぬいぐるみかっ…てくらい可愛い♡どんな衣装でも着こなし、帽子も似合う。最初トイプードルかと思ったけど、尻尾がマルチーズっぽい?犬好きはキンカンの虜[トリコ]になること間違いなし!(←私だ)  

 

失顔症と変貌症

ソ・ドジェの失顔症

本当にある脳の機能障害で、正式名称は相貌失認

相貌失認(そうぼうしつにん、Prosopagnosia)とは、脳障害による失認の一種で、特に「顔を見てもその表情の識別が出来ず、誰の顔か解らず、もって個人の識別が出来なくなる症状」を指す。 俗に失顔症とも呼ばれる。 頭部損傷や脳腫瘍・血管障害などが後天的に相貌失認を誘発する要因となる。

   出典 相貌失認 - Wikipedia

先天的な相貌失認の方が、

人口の2%程度もいるらしいです(別に珍しくない体質?)。

 

変貌症

「変貌症」これは私が考えた造語です(^^;

本当にあったら妖怪の域ですので、調べても出てきません。

 

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お次は映画のレビューです

韓国映画 ビューティー・インサイド

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出典 JTBC公式

監督 ペク

★★★★★★☆ 星6つ

  

映画のあらすじ

キム・ウジンは、18歳のある朝目覚めて変貌してから、毎日別人になり続け現在29歳。親友のサンベクと家具会社ALEXを立ち上げ、家具デザイナー兼制作で生計を立てていた。

 

ある日、大型家具店の店員29歳ホン・イスに恋をする。美男(パク・ソジュン)の日に彼女を誘い交際をスタートするも、毎日変貌する容姿での恋愛は、互いに難しいことばかりで・・・。

(©️2019 そら豆)

 

映画の感想

私は映画はほとんど観ないし、観てもほぼリタイアするのに、この映画はラストまで一気観!パク・ソジュンや、イ・ジヌク、イ・ドンウク、ソ・ガンジュンも出演。美男が出てくるからというだけでなく、ストーリー他も見応えがありました。

ドラマとは違い、「本人」が判然とせず。常に毎日新しい誰かに容貌が入れ替わります。どのような姿であっても中身(男)と名前、職業(家具職人)は変わりません。

殺伐とした映画なのかと思いきや、きちんと男女のトキメキや苦悩のストーリーがあり、主役が“木製の家具職人”という設定のせいか、どこか温もりのある映画でした。ハン・ヒョジュの演技がとても自然で、クルクル変化する相手が常にキム・ウジンだと裏付けるのに一役買っていたと思います。

 

123人が登場する割には目まぐるしさがなく、1人1人がストーリーに溶け込んでいました。中身は一貫して間違いなくキム・ウジンに見え、そう思わせる演出やキャストが秀逸、奇抜な脚本をよく2時間でまとめてあるなーと妙に感心しました。ただ、何故パスポートを使えたのか疑問。

上野樹里も日本語で出演。日本では演技上手い女優だけど、韓国俳優に混ざると普通でした。
  

 

最後に

評価は同じく★6でも、映画の方が微妙に面白かったです。タイトルは同じでも、ストーリー・キャストは全く別物。共通するのは、“変貌する主人公”のみ。

ドラマも映画も主旨は容姿のこだわりへの警告。外見が変化する恐怖と滑稽さが描かれ、整形大国韓国に爆弾投下した内容です。外見で差別する無意味さも感じました。

辛辣な風刺映画に対し、ドラマは恋愛色が濃くソフトな印象。両方観ると容姿への価値観が少し変わるかもしれません。

 

以上、韓国ドラマ&映画 「ビューティー・インサイド」 2本立てレビューでした。長い記事を最後までお読みいただき

ありがとうございましたm(__)m丁度4,000文字!

 

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