韓国ドラマ「パスタ~恋ができるまで」の脚本家ソ・スクヒャン& 女優コン・ヒョジン再タッグのラブコメディ
脚本 ソ・スクヒャン 「パスタ〜恋が出来るまで〜」「ミス・コリア」
演出 パク・シヌ 「野王」「ボーイフレンド」
嫉妬の化身~恋の嵐は接近中 (全24話)
★★★★★★☆ 星6つ
韓国放送 2016年8~11月 SBS
韓国語表記 질투의 화신
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特にネタバレなし
あらすじ
SBC放送局の首から掛ける社員証、正社員は青、非正規は赤。
赤い紐を首に掛けた気象キャスターのピョ・ナリ(コン・ヒョジン)は、SBC放送局でイ・ファシン記者(チョ・ジョンソク)に入社早々一目惚れする。
3年間、彼に片思いをするも、青い紐の彼からは全く相手にされず。ファシンは転勤でバンコクへ。ある日、ピョ・ナリも出張でバンコクへ、道中財閥3世コ・ジョンウォン(コ・ギョンピョ)と出会い互いに惹かれて…。
バンコクで、ファシンとジョンウォンが親友と知った彼女は三角関係に。
感想
このドラマは、ジャンルがコメディ(笑う前提で作られています)。
ラブコメですから、勿論 濃~いラブも満載。
『嫉妬』というタイトルに惑わされますが、テーマは報道。
その報道の信念を伝える為に、ある病気が全話に絡みます。
だから、実は病気の話ではありません。
こんなに詰め込んだら、ごちゃごちゃしそうですが、
一つ一つの話の筋を編んであるような作品で、
それがまた綺麗に編み上げられています。
私はその編み目に徐々にハマっていき、途中から不思議な面白さに気付いて最後まで一気観しました。
キャストだけでなく、脚本・演出・音楽に捻りが効いて、話数が進むにつれ、じわじわと面白くなっていくのが確かに
「パスタ」っぽい (≧н≦)懐かしっ
思いがけないカメオ出演に吹き出したり(´゚艸゚)∴ブッ 登場人物は、欠点はあるけど根は良い人という矛盾のない人間味のある人たちばかり。
だからか、テレビ局の社員や家族に対して親しみが湧いてきました(本当にいそう)。
特に、コン・ヒョジン演じるピョ・ナリの一本抜けてる感がツボで。
1話目、ファシンの体の異変をいぶかしんだり(((*´艸`)・゚、弟との掛け合いの様子とかも、どこか滑稽で。コン・ヒョジンさすがの演技。
暗くなるエピソードが多いわりに笑えるのは脚本・演出は勿論ですが、ラブコメの女王コン・ヒョジンの演技テクニックによるものが大きいと思います。このテーマでここまで笑かすドラマって、そうそうない。女優だけでなく、本当のキャスターにもなれそう!
イ・ファシン役のチョ・ジョンソクは、「ああ、私の幽霊さま」でも三枚目演技が光ってましたが。私は全く好みじゃなく、
むしろ苦手(^。^;)ファンの方すみません!
このドラマのキャストを前調べしてなかったので、出てきた時は『またこの人かよ・・・』と思ったくらいです。でも、このドラマでちょっと克服。歌とダンスが超上手くて、サービスで踊ってくれたのが良かったのかも
イ・ファシンは、ソウル大卒の秀才ですが、自惚れ屋で自分勝手。現場経験もある、優秀なニュースキャスターです。
ファシンの親友コ・ジョンウォンは完璧男。財閥3世、優しく明るく包容力があり、お洒落で、料理も出来る。コ・ギョンピョが演じれば、背も高くて素敵でした。
理想の結婚相手だわっ(*´ω`*)←40代既婚者の妄想。
欠点がないと人間味が薄くなりますが、彼はそんなこともなかったです。
2人とも、実家がお金持ちのイケメン&仕事の出来る男。この3人の三角関係がとにかく面白かった~~。
それだけでなく、他にもいくつか三角関係が成立し、その成り行きが意外と気になり(三角関係って面白いですよね)。男女だけでなく、母2人・娘1人の三角形まであって(笑)
三角関係ドラマと命名しよう。
ピョ・ナリの弟達が可愛い
イ・ファシンの義姉達が良い味
ちょっととぼけた女医など、こうして明るく楽しく観れるドラマの中に、報道に対する信念を持つ記者イ・ファシンを通して、作者が伝えたいことがきっちり詰め込まれています。
ネタバレになるから言えませんが、考えさせられるテーマであり、学ぶことも多々ありました。
「嫉妬の化身」というタイトルですから、嫉妬も多少は出てきます。まあ、三角関係ドラマですからねー。
タイトルにする程『嫉妬』がテーマではない気はしますが。
キスシーンも多く、大人のラブコメを観たい方にはお勧めです♪
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