人知を超越したアイテムを手にした時人は何を考え 何に使うのか?
超常犯罪を具現化したSFサイコスリラー
出典 MBCドラマ公式Twitter
演出 キム・ソンウク「グッバイ ミスターブラック」「ハウスメイト」
脚本 チョン・イド「君を守りたい~SAVE ME~」
原作 ウェブ漫画「ITEM(アイテム)」作者 민형(ミニョン)・김준석(キム・ジュンソク)
アイテム~運命に導かれし2人(全16話)
★★★★★☆☆ 星5つ
韓国放送 2019年2月~4月 MBC
韓国語表記 아이탬
※この記事は2021年11月13日更新されました
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ネタバレなし
あらすじ
カン・ゴン(チュ・ジフン)は、両親を亡くした失語症の姪ダイン(シン・リナ)をそだてる優しい検事。ある日、青く光る腕輪を身につけ列車を止める夢を見て目が覚めた。現実でも、夢の中の腕輪をしている犯人と出会う。
プロファイラーのシン・ソヨン(チン・セヨン)が住むマンションの上階へ引越したゴンとダイン。ゴンは初対面のソヨンが死ぬ夢も見ていた
盗まれた腕輪を探すファウォングループの会長 チョ・セファン(キム・ガンウ)。腕輪をめぐり盤上の駒のようにゴンとダインが彼に追い詰められていく。
殺人現場に残された聖書の切れ端。不可解な連続殺人事件を捜査する内に2人は不思議な“物”の存在を知る。
(2020 .そら豆)
感想
「デスノート」と、「ドラゴンボール」と、「ドラえもん」の秘密道具。そんなドラマです(説明になってない)。
つまり、破天荒なSF少年漫画を思わせるストーリー。タイトル通り出てくるのは超パワー秘密道具←(アイテムと言え)。それも、腕輪だけではなく種類も豊富で。四次元ポケットがどこかにあるに違いないと思いました。
例えばこの腕輪を名付けるなら「どこでも怪力ブレスレット―」でしょうね。他の道具も名付けるなら
・・・( ̄▽ ̄)ワクワク(STOPそら豆✋・ネタバレ禁止ブログ)
そんなアイテムで力を得た悪人の残忍な振る舞い。父母が絡んだ過去の陰謀など、なかなかの“えげつなさ”。
これが漫画やアニメ、ゲームなら面白いのですが、実写で観ると…酷[ムゴ]いっ!情け容赦のないストーリーに耐えられるかなんですが。後半はファンタジックで面白くなってきます。
いろんな要素で広く浅く(深く考えてはイケナイ)。バラバラの出来事が全て繋がり。恋愛がないことで「アイテム」に集中できます。原作が漫画だと思えば楽しめました。
ドラマでのアイテム
持つだけで超能力を得られる道具。悪人と善人では、同じ物で用途がこうも違うのねと興味深く。使い方次第で殺人兵器にもなり、救命道具にもなり得る。『力を持つ人は善人であってくれー』と切に願いました。アイテムとは何なのかが、このドラマの要素です。
キャスト
●シン・ソヨン役 チン・セヨン
広域捜査隊 警衛、プロファイラー。16年前遊園地の火災事件で母親を亡くした。
チン・セヨンってオクニョ~♪声のトーンが落ち着くんですよね。美人だし、演技も好きです。
出演作品「オクニョ 運命の女[ヒト]」、「不滅の恋人」
●カン・ゴン役 チュ・ジフン
ソウル中央地検の検事。
兄夫婦を事故で亡くし、その娘ダインを大切に育てている。
チュ・ジフン久しぶりに見ました(4年ぶりのドラマ復帰)。精悍な中年になっていて、カッコ良かった。
出演作品「宮~Love in Palace」「仮面」「魔王」
●チョ・セファン役 キム・ガンウ
ファウォングループ会長。
高位なポジションからの絶対的な権力をフル活用。外見は常識派の親切な紳士だが、中身は冷徹で無慈悲。父親との確執からソシオパス※に。 ※ソシオパス・・・後天性の社会病質者 先天性だとサイコパス
キム・ガンウの悪役姿を初めて見ましたが合ってる!私は田舎者の役しか見たことなかった。
出演作品「契約主夫殿オ・ジャクトゥ」「サークル~繋がった二つの世界」
●ハン・ユナ役 キム・ユリ
ソウル中央地検の検事。
キム・ユリはいつも美人ねー。
出演作品 「結婚契約」、 「キルミー ヒールミー」
出典 MBC公式
●カン・ダイン役 シン・リナ
ゴンの大切な姪で、小学3年生。シン・リナ、今注目度の高い子役で、幼児だったけど、少し成長していました。
●ク・ドンヨン役 パク・ウォンサン
シン・ソヨンが懇意にしている神父。孤児院の院長でもある。
出演作品「スイッチ~君と世界を変える」、 「知ってるワイフ」
●シン・グチョル役 イ・デヨン
検察の捜査官、係長。ソヨンの父親。元刑事でアイテムを知る人物。
最後に 評価は★5
視聴終わりかけに★4→★5にしました。後半面白くて視聴スピードが上がったので。
独特の世界観に、CGを駆使した奇抜な映像。ファンタジー要素もある凝ったドラマです。ただ、血も涙もないソシオパスにはゾッとしました。
ラブを匂わせる邦題(=運命に導かれし2人)で期待しそうですが、その導かれた2人はアイテムで忙しくてロマンスなんかやってる暇がありません。
悪人が韓ドラ史上最悪でワクワクドキドキより、
『ひー|д゚)』『あー(゚д゚)!』と胸が締め付けらるような、視聴を進めるのが苦しいドラマでした。
攻略ゲームや、エキセントリックな話が好きな方にはお勧めです。ちなみに、子どもっぽさ満載のくせに残忍なシーンが多いので、お子様にはお勧めできません。
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