韓ドラ そら豆のブログ

韓国ドラマ ブログ / 視聴済み韓国ドラマの感想 あらすじ 評価(星7つ満点) ほぼネタバレなしでご紹介します

韓国ドラマ 「ボーンアゲイン~運命のトライアングル~」 感想 駄作であり傑作 キャストなどを解説する

チャン・ギヨン×チン・セヨン×イ・スヒョクが熱演

転生後も続く 因縁トライアングル

前世の魂が復活する不思議サスペンス

f:id:kandsoramame:20211202200602j:image

出典 KBS 公式ポスター

演出 チン・ヒョンウク 「がんばれ!プンサン」,「どうしたのプンサンさん」「怪しい三兄弟」,「私の男の秘密」
脚本 チョン・スミ (初)

ボーンアゲイン
~運命のトライアングル~ (全16話)

★★★★☆☆☆ 星4つ

韓国放送  2020年4月~6月  KBS

韓国語表記  본 어게인

英語表記  Born Again[ボーンアゲイン]→意味・生まれ変わること

視聴方法  動画配信でレンタル

 

スポンサーリンク 

 

 

序盤のネタバレあり、それ以降はなし

あらすじ

1988年、聖ペトロ病院で心臓移植をすすめられた古本屋“未来書店“のチョン・ハウン(チン・セヨン)。彼女は、余命をかんがえて恋人で刑事チャ・ヒョンビン(イ・スヒョク)からの求婚を先延ばしにしていた。

ハウンをひそかに愛する殺人犯の息子コン・ジチョル(チャン・ギヨン)は、ハウンが心臓移植をすれば助かると知って・・・。

2020年そんな3人が現代に転生し、また出会う。

(2021.そら豆)

 

感想

やっとのことで全話視聴しました。だって…この↓

www.kd-sora.com

チャン・ギヨン出演作。そら豆 気合いで観終わった。

スーパーモデルになにさせてんねん!と思う彼の鬼太郎スタイルに、最初はどん引き。ストーリーも最悪からのスタートで、チャン・ギヨンは直視するのもしんどい狂気の男役。目の演技がうまいから怖いし哀しいし。

半年前から何度か序盤でリタイアを繰り返し、やっとレビューを公開できます!(すでにBSで放送が始まったよ)。1~2話目さえ乗り越えれば、中盤は普通におもしろかった。

考古学+法医学→骨考古学がメインストーリーなのかな?と思いましたが。それでミステリーの謎を解くわけではありません。

テーマは復活

前世から32年後で速攻すぎるけどねw

前世の親や知り合いがまだ生きているという。今までにない変わった話。前世と容姿はそっくりでもクローンではなく生まれ変わり。重いのは最初だけで、ほとんどが現代の話でした。

そこに連続殺人の事件がからむ、サスペンス。

何が素晴らしいって、キャストが美男美女ぞろい!もう私はこれだけでOK。トライアングルって言うだけあって、美男2人から愛されるヒロインという設定もたまらない。(三角関係推進委員会)←

そら豆は、『チン・セヨンになりたい!』と何度かもだえました。チャン・ギヨンとイ・スヒョクからの甘いまなざしを浴びながら髪をなでられる。

(*´罒`*)いー(*´□`*)なー!うらやましい。←(意外と愉しんでる)

 

駄作であり傑作

SNSなどネットの感触は微妙。「駄作」との声もたくさんあり、そのウワサは本当なのかと真剣にメモりながら視聴しました。結果、そら豆の感想は意外におもしろかった

評価は、序盤★3→中盤★5→終盤★4 で★4としました。

駄作か傑作か?の結論は。
駄作であり傑作なんです。
賛否分かれるのはそのせい?

私が駄作だと思う部分

  • キャストの覚醒による混乱などが視聴者にわかりにくい
  • いろんなところにガイ骨が落ちている(そんなバカな…)
  • 恋愛・復讐があいまいでご都合主義
  • OSTがイチイチ古くさい
  • ヒロインの魅力&演技力不足(難しい役だから仕方ない)
  • 「嵐が丘」は不要だった

私が傑作だと思う部分

  • 主役がイケメン男子2人(控えめに言って最高チェゴ)
  • 女性陣がみんな美人
  • 脇役の演技がいい
  • ストーリーが(雑だけど)凝っている
  • 斬新な展開で先が読めなかった

総評

前世→現世の間もない生まれ変わりのギャップを表現したかったのか。1988年に「嵐が丘」を持ちこんだため、序盤が重いし野暮ったく見えるのが敗因ですね。

2020年現代では、キャストの髪型や衣装がスタイリッシュになり。美男美女が素敵、中盤ではうまく3人と事件がつながります。すご~い、傑作!と言っていいほど話の流れは凝っていました。そこは面白いです。

それなのに、終盤で脚本が少々なげやりに。物語で重要な序盤と終盤に問題あり。だから、どちらかというと駄作

黄色い傘、絵画、「嵐が丘」の本、骨考古学、ミイラ、十字架、タトゥ、手術痕など。いろいろ出てくる小物などにも一貫性がなく、説明(意味)のないものもあり。それなら題材をしぼって、シンプルにしてほしかったです。

 

「嵐が丘」

コン・ジチョル(演・チャン・ギヨン)は、「嵐が丘」の主人公ヒースクリフの現代版って感じです。そこで「嵐が丘」とは?

  • 「嵐が丘」エミリー・ブロンテ作のあらすじ

孤児のヒースクリフを育てた、嵐が丘の養父が亡くなり。実の息子ヒンドリーは彼を使用人にする。そんな中、ヒンドリーの妹キャサリンとヒースクリフは恋仲になるが…。キャサリンは彼を裏切り、裕福なエドガーと結婚した。

ヒースクリフは失望・失踪→成功して帰郷し、壮絶な復讐を開始する。

(要約 そら豆)

ざっくり説明すると、深い愛情からの執着と破滅を描いた魂レベルのロマンス小説です。ヒースクリフをイメージするのは素敵だけど、わざわざ本まで登場させずに匂わせるくらいでよかったかな。「嵐が丘」を知らなければこのドラマ、理解不能ですよね。『魂のロマンスなんだぞ』って古書の押しつけ感がぬぐえない。

 

「ボーンアゲイン」のキャストなどを解説する

分かりにくさや登場人物の多さは「キル・イット」ほどではなかった。前世の事件や関係者が、現代で転生した3人にもかかわってきます。

  1. 前世3人・・・コン・ジチョル、チョン・ハウン、チャ・ヒョンビン
  2. 親たち・・・・前世 コン・イヌ ・現世 チョン・ソクテ、ホ・ジンギョン、チョン・ヘミ、チョン・ソンウン
  3. 現世4人・・・チョン・ジョンボム、チョン・サビン、キム・スヒョク、ペク・サンア

主要なのはこのメンバー。あとは友達、刑事、被害者くらい。現世は、「殺人犯の秘密」の作家チョン・ヘミを中心に考えると分かりやすい。

大事なのは連続殺人事件ではなく。前世3人、現世なら4人&親子の関係。彼らの記憶が交錯しますが。生まれ変われば人格は別と考えると、サビンの行動にも納得できる。

チョン・ジョンボムにはチョン・ウヌという名前もあります。

 

スポンサーリンク 

 

 

キャスト

※青が演じた役者で年齢はドラマ公開当時
「→」は、生まれ変わり後

主要キャスト 写真は前世と現世

●コン・ジチョル

家庭に恵まれない孤独な青年

  • 父  コン・イヌ

→●チョン・ジョンボム

ソヨン大学医学部2年、基礎医学総合試験全国1位、サイコパス?

  • チョン・ソクデ・・・検事長
  • ホ・ジンギョン・・・ソヨン財団理事長
  • ジョンウ

f:id:kandsoramame:20211202192833j:image

出典 KBS公式人物紹介・Instagram

チャン・ギヨン 年齢27歳、身長187㎝
独特の視線と表情がうまい。一人二役を演じ分けていました。 

出演作品 「カノジョは嘘を愛しすぎてる」,「ゴーバック夫婦」,「ソムナム」,「恋愛ワードを入力してください」,「キルイット」,「九尾の狐とキケンな同居」,

 

●チョン・ハウン(32歳)

“古未来書店“店主、心臓病

→●チョン・サビン

ソヨン大学 骨考古学、心臓移植の経験あり

f:id:kandsoramame:20211202200156j:image

出典 KBS 公式 

チン・セヨン 年齢26歳、身長167㎝
どの出演作もオクニョに見えるから、いっそ役をオクニョの転生だと思えばいいんです。つまり、オクニョ→チョン・ハウン→チョン・サビンってことね。(無理がある😱) 

出演作品 「オクニョー運命の女」,「アイテム」,「不滅の恋人」,「カンテク」

 

●チャ・ヒョンビン 

刑事、ハウンの彼氏

→●キム・スヒョク

検事、犯人の証拠操作までする冷徹漢

f:id:kandsoramame:20211202200449j:image

出典 KBS 公式

イ・スヒョク 年齢32歳、身長184㎝
除隊後の復帰作、スーツが似合って素敵でした。

出演作品 「夜を歩く士」,「ウチに住む男」,「運勢ロマンス」,「名もなき英雄」

 

●ペク・サンア 

キム・スヒョク(現代)の婚約者、バイオリニスト

  • 母  チョン・ヘミ・・・「殺人犯(=コン・ジチョル)の秘密」ノンフィクション作家

f:id:kandsoramame:20211205102016j:image

出典 KBS 公式/ 本人Instagram

イ・ソエル  年齢30代でデビュー、身長171㎝
美人で演技うまいなーと思って調べたらなんと新人でした!チン・セヨンを食っちゃう勢い。今後が楽しみです♪

出演作品 「RUGAL/ルーガル」

f:id:kandsoramame:20211205144824j:image

出典  KBS 公式

左から、コンジチョルの父コン・イヌ、チョン・ヘミ昔と今、チョン・ソクテ昔と今

その他のキャスト

ソ・テハ(チェ・デチョル)・・・暴力団ケネディ組のボス

チュ・インド(チャン・ウォニョン)・・・刑事

ジェイ(ミンジ)・・・3Dグラフィックデザイナー

ユ・ソヨン(ハン・ヘリム)・・・科捜研法医官

f:id:kandsoramame:20211205145648j:image

出典  KBS 公式

左から、ソ・テハ、チュ・インド、ジェイ、ユ・ソヨン

カン・ドゥチョル(パク・ノシク)・・・幽魂ギャラリーのオーナーで画家

ピョン・ソンフン(ウ・ガンミン)・・・連続殺人の容疑者

※他多数の被害者は、スルーしても視聴にあまり差し支えなし

 

OST

メロドラマのメロディでした。


www.youtube.com SONDIA - In My Dreams (꿈에) | Born Again OST Part. 2 MV

こちらは「悪魔が君の名前を呼ぶ時」の歌手Sondiaの歌です。

ドラマのモチーフが「嵐が丘」だからわざと古い曲調にしてあるのか、10年前の韓国ドラマOSTを思い出す曲(懐メロ)ばかりでした。音楽が私の好みではなかった。

 

最後に

これは一体誰の復讐劇だったのか…? 最後まで観ると余計に混乱。そこも不評の理由ですね。でも、印象に残るセリフがありました。

「後悔とは、愛する人だけに持つ感情だ」 そうか、後悔だらけの人生を送る人は愛情が深いのか。確かに、愛がなければ後悔もないです。

コン・ジチョルの執念や転生の覚醒などは深かった。こうしてレビューを書いていてもメインストーリーがいろいろ出てくるなー、と感じます。それを複雑だと思う人もいれば、散漫だと思う人もいるでしょう。最近の韓ドラは洗練されているから、たまにはこういう昔風の無駄につめこむ系も面白いかもしれません。

それにしても、こんなアッサリ転生できたら夢のようですね。

評判ほどひどくはないですよ。中盤は、普通に楽しめました。序盤の前世は倍速で飛ばして、是非最後までご視聴していただきたいです(チャン・ギヨン出演作だし)。

そら豆も、特にオススメはしませんが(^_^;

 

スポンサーリンク

 

 

 

あわせて読みたい

www.kd-sora.com

www.kd-sora.com

www.kd-sora.com