イ・ボヨン、キム・ソヒョン共演のミステリーヒューマン
百想芸術大賞2022年で4部門(演出賞・脚本賞・助演男優賞・助演女優賞)にノミネートされた tvNヒット作
財閥家の亀裂から入り込む秘密・・・
出典 tvN 公式ポスター
演出 イ・ナジョン 「優しい男」,「オー・マイ・ビーナス」,「サム、マイウェイ」,「恋するアプリ~Love Alarm」
脚本 ペク・ミギョン 「愛するウンドン」,「力の強い女ト・ボンスン」,「品位のある彼女」,「私たちが出会った奇跡」,「僕を溶かしてくれ」
制作 スタジオドラゴン
Mine[マイン] (全16話)
★★★★★☆☆ 星5つ
韓国放送 2021年5月~2021年6月 tvN
韓国語表記 마인
英語表記 Mine
視聴方法 Netflix
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ネタバレなし
あらすじ
韓国の大財閥ヒョウォングループ。その会長宅、広大な豪邸は2分され。
分家のルバートには次男と8歳の息子、嫁で元女優のソ・ヒス(イ・ボヨン)が暮らしていた。そこに、息子ハジュンの新家庭教師カン・ジャギョン(オク・ジャヨン)が住み込みで働きはじめる。
一方、本家カデンツァには会長と大奥様。長男と嫁チョン・ソヒョン(キム・ソヒョン)、26歳の息子ハン・スヒョク(エン/VIXX)、が住み。若く綺麗な新メイドが採用された。
そんなある日、ハン会長が急に倒れて意識不明に…。財閥後継者は誰なのか、世間(とメイドたち)の注目があつまる。
(2022.そら豆)
感想 財閥のお家騒動
評判も良いし、さぞ面白いんだろうとワクワク!前半はたしかに面白かった。しかし…中盤から苦戦。面白くない、つまらない、リタイアしようか…と思うこと3回。これ、もしかして面白くない…?
理由は、好みのイケメン不在と脚本。※注・この作品は、百想の脚本賞にノミネートされていました
財閥もの、インテリアやファッションを見れば豪華で最初は感動。しかし、ドラマの舞台がほぼ豪邸の一軒2家族の話。
ヒョウォングループの家族関係は継子だらけで複雑ですが。さほどドキドキするシーンがなく、広がらない脚本にだんだん飽きてくる。
謎のミステリーから始まるので、死んだのは誰?犯人は?と気になる筋、それもなかなか分からなくて待ちきれず、そら豆はウトウト寝落ち…(よく寝る豆だな)
「SKYキャッスル」や「ペントハウス」ほどドラマチックなこともなく。
仕事風景がほぼ出てこない、結局全ストーリーが財閥のお家騒動だけでした。別にこのシーンがなくても物語が成立するんじゃ…と思うこと数十回、つまり、ムダなシーンが多いです。
いくら演技の実力者をそろえても、たったこれだけの内容で16話×70分間は長い。しっかり伏線回収にはげむ終盤は面白く、リタイアせず良かった。でも、私は引っ張りすぎる中盤から視聴に疲れはじめ。終盤には犯人への興味を失い、分かった頃には「ふーん。へー。あそう。」だけでした。
メイドが見た財閥の私生活
面白い個性的な執事やメイドたちが活躍。いっそ全話メイド目線の脚本なら面白かったのに、なぜか時々シスターが語る。
財閥の家中で、常に 奇人 貴人の言動を使用人たちが見ている。見知りしたことを外部へもらせば契約違反ですが、使用人が秘密を握れるチャンスが目の前に。
主人が怒ってギャーギャー、やり場のない憤りをどこへぶつけるのかというと、
高級食器
このドラマお金かかってます(器物破損)
(;´艸`)ぁぁぁ 保険おりない…よね?(余計なお世話)
それを片付けるのが、使用人たちの仕事の一つ。何度も繰り返されたらそりゃねー自分の仕事を記録しとこうかな、ってなるかも。セキュリティが笑えるくらい甘い家ですし。
それに、豪邸は門まで遠い!家から門までカートで毎日移動するのは面倒くさいかな、と思いました(庶民でよかった、と思えた一瞬)。
財閥は、門の中でいろいろ壊して回る悲しい象(そこまでは言ってない)。抽象的な表現に、血族、親子愛、母性、兄弟関係などが描かれ。
私は、結局この家は誰が仕事をして稼いでいるのかよくわからなかった。
人気があるのは、なぜ?
人気があるのもわかります。
・有名実力キャスト・・・イ・ボヨン&キム・ソヒョン(中年の方)だけでも豪華
・助演の活躍・・・特に家庭教師のカン先生(オク・ジャヨン)の演技力が素晴らしい、執事と兄弟も
・抜群のファッションセンス・・・煌びやかな女性主人公たちの有名ブランド衣装&アクセサリー、メイド服まで高級感 その着こなしもエレガント
・意外性・・・すこしずつ解明されていく意外性のあるミステリーが好きな人には たまらない
・愛情・・・血縁を超えた深い愛情
緊張感のある財閥一家の会話に、長男&使用人とクジャク🦚が笑いをまき散らしていました。主役が家庭教師、メイド、長男か次男、嫁、シスター?この中の誰が主役と言われてもそうかな、と思う。結局誰目線で見るのが正解だったのか分からない。
特に、イケメンエン(スヒョクお坊ちゃま役)の出演が少ないのはクレーム案件。それに…スヒョクは財閥3世だよ、こんな感じでいいのか?
予告編
完璧な財閥一家の亀裂から入りこんだ秘密、すべてが崩れはじめます。
音楽も良かったけど、「SKYキャッスル」や「ペントハウス」と比較するとややインパクトに欠けるなぁと思った。
キャスト
※青が演じた役者で年齢はドラマ公開当時
主要キャスト
- ルバート(分家)
ソ・ヒス↙︎
ヒョウォングループ会長の次男の嫁、元女優
イ・ボヨン 年齢42歳、身長168㎝・・・「マザー」以上に強い母性の役と演技で、元女優の財閥嫁という設定などイメージにピッタリでした。出演作品 「君の声が聞こえる」,「いとしのソヨン」,「マザー~無償の愛」,「花様年華」
ハン・ジヨン(常務)↘︎
ヒョウォングループ会長の(婚外子)次男、ヒスの夫で実母はミジャ
- 息子 ハン・ハジュン(8歳)↘︎・・・実母は交通事故死
イ・ヒョヌク 年齢35歳、身長180㎝・・・百想芸術大賞・助演男優賞にノミネートされています。
私はこの役で苦手俳優になった(^_^; 出演作品 「サーチ」,「先輩、その口紅塗らないで」,「他人は地獄だ」,映画「生きている」,
出典 tvN 公式人物紹介
- カデンツァ(本家)
チョン・ソヒョン↙︎
ヒョウォングループ長男の嫁、財閥出身
ソヒョンギャラリー館長
キム・ソヒョン 年齢47歳、身長170㎝・・・キリッとした容姿に張りのある声、孤高の演技がカッコイイ 出演作品 「ジャイアント」,「奇皇后」,「ここに来て抱きしめて」,「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」,「誰も知らない」,
ハン・ジノ(専務)↘︎
ヒョウォングループ会長の長男
パク・ヒョックォン 年齢49歳、身長178㎝・・・さり気なく名脇役俳優が…出演作品「六龍が飛ぶ」キル・テミ&ソンミ役の!
出典 tvN 公式人物紹介
ハン・スヒョク(26歳)↗︎(チャ・ハギョン/VIXXのエン 年齢30歳、身長180㎝)・・・財閥家の後継者で“トリョニン(=お坊ちゃま、若様)”、「知ってるワイフ」,「赤い月青い太陽」に出演したエンです!彼の演技好きー♡
ヒョウォングループ
ハン会長↓(チョン・ドンファン)・・・ヒョウォングループの総帥
ヤン・スンへ↙︎(パク・ウォンスク)・・・ハン会長夫人
ハン・ジニ↘︎(キム・へファ)・・・ハン会長の娘、気性が荒い
出典 tvN 公式人物紹介
パク・チョンド↗︎(チョ・ウンソル)・・・ジニの夫、離婚したい
カン・ジャギョン↑(オク・ジャヨン)・・ハジュンの家庭教師 ,「悪霊狩猟団:カウンターズ」←悪霊ペク・ヒャンヒ役の!多彩な演技で素晴らしかった
キム・ユヨン↖︎(チョン・イソ)・・・27歳、スヒョクと仲良しのメイド
チュ・ミンス↙︎(パク・ソンヨン)・・・女性執事10年勤務、趣味=録音
キム・ソンテ↘︎(イ・ジュンオク)・・・男性執事
出典 tvN 公式人物紹介
ノドク↗︎(クジャク)・・・鳥類、孔雀(本家のペット)
その他キャスト
シスター エマ↖︎(イェ・スジョン)・・・教会の修道女、タウム財団後援イルシン会、「マザー」クララ役の女優でイボヨンと再共演
チェ・スジ(キム・ジョンファ)・・・画家、レボリューション
最後に
ストーリーは大して面白くはないのですが(正直)、キャストの演技やファッションが女心をくすぐります。ブルーダイヤモンドはあこがれのアイテム。韓国人はなんでもすぐに高値で売ろうとするのが笑える。
“Mine[マイン]=私のもの”を守るのは一般人でも大変。財閥はお金があっても、融通がきかない。彼女らには、お金では買えない譲れないものがあり。それを守ることが大事、これがテーマ。
もっと話がダイナミックに広がるのかと期待しましたが、主旨が守ることなので狭い話。
クジャクのノドクと、メイドたちの内輪話が興味深かった。半分は面白く観たので、評価★4と迷いつつ★5面白かったとしました(つまりそのへん)。私は特にオススメではありません。
この舞台となった豪邸は、日本を代表する建築家の安藤忠雄さんが手がけた美術館Museum SAN。背景が美術的な美しさにくわえ、キャストの美貌でドラマMine独特の高級感がありました。
参考文献
韓国 MINE - ウィキペディア、フリー百科事典 (wikipedia.org)
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