美術館キュレーターでアイドルおたくな女子とイケメン上司が偽装恋愛
私生活をおた活にささげる女に現実の恋愛
キム・ジェウク×パク・ミニョンの軽快ラブコメディ
出典 tvN公式サイト program.m.tving.com
演出 ホン・ジョンチャン 「医心伝心~脈あり恋あり~」「ドクター異邦人」
脚本 キム・ヘヨン 「ロマンスが必要」
原作 韓国小説 「ヌナペンドットコム」 著:キム・ソンヨン
彼女の私生活 (全16話)
★★★★★☆☆ 星5
韓国放送 2019年4月~5月 tvN
韓国語表記 그녀의 사생활
※この記事は2021年2月19日更新されました
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この記事は2020年5月18日更新されました
序盤のネタバレあり、中盤以降はなし
あらすじ
チェウム美術館のキュレーター ソン・ドクミ(パク・ミニョン)は、職場では美しく優秀な学芸員。だが、私生活ではK-POPグループ“ホワイトオーシャン”のメンバーチャ・シアン(ONE)の熱烈な かくれおたくファン だった。
美術館長の交代があり、画家でアートディレクターのライアン・ゴールド(キム・ジェウク)が新館長に就任。
以前、絵画オークション会場だけでなく「フクメンおた活中」に出会ったライアンが上司として目の前に現れて、ドクミはおどろく。
イ・ソル作家のシャボン玉の絵をめぐり、K-POPスターチャ・シアンのマンションに訪問した2人。
それ以降、ライアンとドクミは偽装恋愛をすることになり…。
柔道家のナム・ウンギ(アン・ボヒョン)は一緒に育ったドクミのおた活は理解していたが、偽装恋愛に関しては反対だった。
(2020.そら豆)
感想
ヒロインが同じパク・ミニョンで似たようなドラマ「キム秘書がなぜそうか?」←(同じく★5)より、そら豆はこちらの方が微妙に面白く。ストーリーと設定がよく似ていますが、キレイすぎるヒロインにおたく要素が入った分人間味が増し、コメディとしても楽しかったです。
一眼レフカメラでターゲットのアイドルを追いかけるパク・ミニョンがかわいいし新鮮で。サイト運営や仲間との関係が、イメージしていた干物とはかけ離れていてカッコイイ。
キム・ジェウクも相変わらずのイケメンぶり。こんなに崩したラブコメキム・ジェウクを見たのは初めてでしたが、それでも顔やスタイルがアイドル役のシアンに負けてなかった。
これが恋愛となると、ドクミの本性がバレないようにするのが大変で。独特のおた部屋とかw 絵画を通して過去と向き合っていく流れはシリアスですが、前半はとにかくそういう秘密?が笑えて面白かったです。
この2人、美男美女度の釣り合いがとれてお似合い。
しかし、パク・ミニョンは現代劇なら、「ヒーラー」がベストカップル。あれ以上のケミはなかなか難しいですね。
そして、この内容で16話は長かった。
1話70分間×16話だから…まあ実際長い(^_^;そうすると中身が薄く感じる。
これ12話くらいにギュッと詰めこんだ方が評判は上がっただろうに。美術館が舞台となり、絵を中心に進行するストーリー展開はまとまりがあって良かったけど。おたく設定以外の話は、韓国ドラマの“ありきたり”でした。
これだけ長いのなら、アイドルの話を多く入れてくれても・・・私はONE(ワン)と“ホワイトオーシャン”のメンバーをもっと見たかったです。
ソン・ドクミは、そのONE(ワン)演じるチャ・シアンのガチなサポーターで。シナギル(=シアンは私の道)というファンサイトを運営するアイドルおたく。ファンの中でも上位のホムマ(=ホームページマスター)、一眼レフカメラに収めたアイドルの写真をネットに公開してファンたちから支持を集める存在。
そんないろんな「おた用語」に丁寧な説明まで盛り込まれ、若者ことばの勉強になりました(役に立つかは不明)。
ドクミのおた活について
「おた活は世界で一番楽しい」ドラマのセリフでこれが主旨。
ドクミもおた活中は、めちゃくちゃ楽しそうでした。
おた活と言えば、TBSテレビ「マツコの知らない世界」。出演する おたく 彼らに共通しているのは
語り口調が楽しそう!破顔し好きなものを語るあの極めっぷり。
通常の価値観ではなく、対象さえあれば満足なことをオタ充といいますが。最近では“ジャニおた”などかわいいイメージ。
ドクミが嬉々として手練れたパソコン操作で画像編集する様子は正にオタ充、さながらクリエーター。仕事も美術関係なので、彼女はアイドル応援の専門家ともいえました。
申し遅れました、
わたくし韓ドラおたくの
そら豆と申しますm(_ _)m(おまえもか)
キュレーターとは
ヒロインソン・ドクミの職業でキュレーター=学芸員です。
ただ、本人いわくこの仕事は一般人コスプレ。
おたくが本業ってことですねー、え?怖いですか?そら豆も同じくなんですが。(そら豆、職場の人が見てるよっ!)
キュレーターとは?
キュレーター(英語: curator)とは、博物館(美術館含む)、図書館、公文書館のような資料蓄積型文化施設において、施設の収集する資料に関する鑑定や研究を行い、学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う専門職、管理職を指す(※curate―展覧会を組織すること)。
ドクミの仕事内容
・美術館イベントの企画
・クライアントの要望する絵を購入する
・絵画の配送手配
・新人作家を発掘してデビューさせる
ドクミは「キム秘書がなぜそうか?」の秘書役と同じく超絶キレイなデキル女でした。
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キャスト
※年齢は2020年現在
主要キャスト3人
ソン・ドクミ 33歳 (パク・ミニョン)
チェウム美術館キュレーター(学芸員)で、本性はアイドルおたくの二重生活。
パク・ミニョン 身長164cm、年齢34歳
常に完璧な美しいビジュアル。自ら公表してる整形のせいなのか、最近は表情が硬い気がします。でもスタイル抜群なのは自前。演技に対しての強い情熱が私は好き♪
美しさが衝撃的なこの姿を見れば、おたくのイメージがパク・ミニョンになること間違いなしです(美貌の干物は干物じゃねー)。
出演作品 「トキメキ☆成均館スキャンダル」,「ヒーラー」, 「7日の王妃」「キム秘書がなぜそうか?」
ライアン・ゴールド(ホ・ユンジェ)33歳 キム・ジェウク
画家でアートディレクター。財閥TKの傘下チェウム美術館長。
キム・ジェウク 身長183cm、年齢37歳
幼少期は日本で育ち、日本語を話せる韓国俳優。長身美男で声もイイ!まじめな役が多い彼にはめずらしく、最初ドクミを誤解するなど今回はコメディも演じました。
出演作品 「愛の温度」,「ボイス~112の奇跡~」「客-ザ・ゲスト-」/日韓映画「蝶の眠り」
ナム・ウンギ 33歳 (アン・ボヒョン)
ドクミの家で育った幼なじみで、柔道場の館長。
アン・ボヒョン 身長187cm、年齢31歳
経歴はボクシング選手→モデル→俳優、親友はキム・ウビン。大柄でたくましい体格が、柔道家の役にぴったり。
出演作品 「太陽の末裔」「逆賊ー民の英雄ホン・ギルドン」「梨泰院クラス」
学芸員のソン・ドクミとライアン・ゴールド ↓
出典 韓国サイト/m.chosun.com
おた活中のソン・ドクミとナム・ウンギ ↑
アイドル関係
チャ・シアン (ONE-ワン)
人気アイドルグループのメンバー。
ドクミの部屋は愛する彼のグッズであふれている。
ONE-ワン 身長176cm、26歳
K-POPソロ歌手、ラッパーの本名チョン・ジェウォン。なに気に良い役ばかり射止めるから俳優でも注目カブ。笑顔がキュート、かもし出す雰囲気が独特なので今後も起用されそうです。
出演作品 「花遊記《ファユギ》」,「ナインルーム」
シンディ(キム・ヒョジン) (キム・ボラ)
シアンの追っかけ(ストーカー?)ファンで稀少な服をプレゼントした。
キム・ボラ 身長161㎝、年齢24歳
子役出身で安定の演技。最近だと「SKYキャッスル」の印象が強いですが、こんな弾けた役も合ってました。
出演作品 「恋するジェネレーション」,「甘くない女たち~付岩洞の復讐者~」 「SKYキャッスル」
出典 tvN公式サイト program.m.tving.com
左から、シンディ、写真チャ・シアン、ソン・ドクミ ↑
その他のキャスト
オム・ソヘ(キム・ソニョン) チェウム美術館前館長。シンディの母親。
キム・ソニョン最近の話題作には全部出てる(*_*)! 今回はコメディ担当で存在感が大きかったーww!
出演作品 「応答せよ1988」,「ロマンスは別冊付録」,「椿咲く頃」,「愛の不時着」
・イ・ソンジュ(パク・ジンジュ)・・・カフェを運営するお金持ち、ドクミのオタ活メイト《=おたく友達》。
・カン・スンミン・・・TVディレクター。よく見る脇役俳優。
・カン・ゴヌ・・・柔道をする5歳。こけるたびに可愛くて悲鳴上げた!
・ジュヒョク(ユ・ヨンミン)・・・カフェのバイト、ミュージシャン
・ソン・グンホ(メン・サンフン)・・・ドクミの父親で石オタク。存在感ほぼなし。
・コ・ヨンスク(キム・ミギョン)・・・ドクミの母親でニットオタク。パク・ミニョンとは「トキメキ☆成均館スキャンダル」と同じく母娘関係で私は嬉しかった!←(こういうのがおたく)
※キャストは全体的に好きな役者ばかりで見やすかったです
最後に
ネットの評判で期待していなかったからリタイアせずに最後まで観られました(途中寝たけど…)。
確かに話は薄く、それがむしろ明るく軽いラブコメ好きな方にはたまらない作品。
主役2人は美男美女、並べは映像美としても申し分なく、絵画作品も含めキレイなドラマ。内容も好きな対象に夢中になるなどは、韓ドラファンなら理解できる内容です。
アイドルにとってファンの応援は箔がつきありがたいもの。
ファンもアイドルを見れば嬉しく、互いに不可欠な存在です。
自分の心や感性が喜ぶものを素直に、自由に追い求めた人だけが見つけられるその対象。それが何であれ、得た人には豊かな人生が待っています。
おた活で生涯の友や伴侶と出会う人もいるし。その情熱によって心動かされた周囲の人を、巻き込む人もいる。社会のサイクルに熱風おたくはなくてはならない存在だと改めて感じました。
ただ、前半面白いおたくラブコメですが、だんだんロマンス色に変わっていきキスシーンはかなり強烈に多め。お1人でご覧くださいね~。
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